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2007年 04月 03日
日曜日に仕事で大阪に日帰り出張してきました。
大阪城公園の桜はまだ5分咲きといった感じでしたが たくさんの人がお花見をしていました。 今回の出張の読書のお供は、群ようこさんの「膝小僧の神様」。 長男の入学する中学で、春休みの課題推薦図書のひとつになっていて つい面白そうだと親のほうが買って読んでしまったわけです。 (長男はもっと別の「素数ゼミの謎」という科学的な本を選んでおりました。 ここらあたりが親子の趣味の違いの面白さで 私が中学生の頃は絶対に選ばないような本を選ぶのです) さて、この「膝小僧の神様」。とても面白い。 ちょっとおませでひねくれた小学生の女の子が 日常生活で感じたことをきめ細やかに描いています。 しかも時代は60~70年代。群さんが小学生だった頃のお話で ユーモアとペーソスにあふれた内容は いわば、ちびまるこちゃんの小説版的な雰囲気です。 群さんは1954年生まれ。私より少しお姉さんです。 (アルフィーの坂崎さんと同じ年齢、ということは チャット仲間の某龍雲ファンのお姉さんとも同年齢??) しかも住んでいたところがどうやら私の家の近くだったようで 休日に池袋の丸物デパートへ買い物に行く、なんて書かれていると もうあの頃の、まだ都電が走っていた池袋の情景を想い出してしまいます。 思いっきり小学校時代の想い出に浸ってしまったので 帰りの新幹線では駅の書店で見つけた重松清さんの「小学五年生」を衝動買い。 重松さんは1963年生まれで、ほぼ同世代。 (昨年のつま恋にも来ていたらしい) それで、より近い想い出を、つい期待してしまったわけです。 ところがちょっと期待はずれ。 まず時代背景が現代であるせいか、自分の少年時代とシンクロしません。 また、群さんの小説が、お誕生会や夏休みの子ども会など身近な出来事 つまり大人にとっては些細な出来事で、子どもにとって印象的な出来事を 綴っているのに対し 重松さんの小説は、家族の死など大きなライフイベントを背景に 少年のちょっとした心の動き、目覚めを短編でまとめているのですが どうしてもフィクションの作為を感じてしまうのです。 さて、こんな小説を読んでいると また小学校時代の友人と同窓会を開きたくなってきてしまいます。
by noririn_papa
| 2007-04-03 08:46
| 小説・本
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Comments(3)
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どひゃ (笑)!!
ただし早生まれのため、かろうじて30年代生まれになっております。
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たびたびお邪魔します。
音楽を語ったりする時は多分(西暦)70年代 80年代で区切りますが、 人の年代は和暦の方が多いような気がします。 今年の春の選抜は全員平成生まれ! とか 平成生まれの大学生入学! とか・・・ 我が息子の同級生は最後の昭和生まれと平成生まれの 学年なのですが、この差は大きすぎますね! いずれにせよ、年くってますが よろしくお願いします。
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