カテゴリ
リンク
読書メーター
読んだ本の感想は主にこちらに掲載することにしました。 以前の記事
最新のコメント
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2016年 07月 04日
かなりの確率で、「ふざけんな過去」と読んでしまう人が多いと思う「ふきげんな過去」。 なかなかシュールな映画を観てきました。 キョンキョンの出ている映画、もしくは二階堂ふみちゃんお目当てで観に来て、あまりのシュールな展開に、1)期待はずれだった、2)意外に面白かった、のパターン、もしくは、3)この映画監督もしくはその舞台を観たことがあって、何をやらかすのか期待して、まさに期待通りだった、という3つのパターンに感想が分かれる映画のような気がします。私は2)のパターンですが。 日常の中に現れる非日常、映像も日常(リアルな映画)の中に現れる非日常(舞台のような演出、例えば人形のように泣きも動きもしない赤ちゃんとか、パントマイムのような格闘劇とか)が交錯します。そして虚脱感漂う空間と気だるい会話の中に突然、妙に哲学的で過剰なセリフが入り込んできます。小津安二郎の映像にゴダールのセリフが入ってきたかのような。 本来であれば見せ場になるはずのワニも爆弾もわざとらしくしょぼかったり、遠目だったり。 まるでB級映画の雰囲気のようですが、出演者がキョンキョンやふみちゃんはじめ芸達者で華のある役者さんばかりで、それが芸術作品かのように昇華させているのです。 小粋な佳作ですが、ハリウッド映画と同じ料金で観る映画でもないような気もするし、かといってテレビで放映しても面白くないような気がします。何というかシュールなお芝居のような、それでも華やかな不思議な映画でした。
by noririn_papa
| 2016-07-04 20:52
| 映画・演劇
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||