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2008年 05月 02日
「夜がきた。」と書いてはいけないのだそうです。
これは、花村萬月さんがご自身のブログの中で 小説家を目指す人に向けたアドバイスとして書かれたもので もちろん、普通の人は、「夜がきた。」でかまわないのです。 どういうことかと言えば、夜という言葉を使わずに 夜を表現できる描写力が、プロの文章家には必要であると。 しかも、独りよがりの描写ではなく、難しい言葉を使ったこけおどしでもなく 自分だけの象徴を見つけて掴み取るセンスが必要であると言うのです。 http://www2.odn.ne.jp/cbr37550/SYOKO.htm そういえば昔、小学校時代の先生が詩を書くときに 「花を美しいと感じたら、美しいという言葉を使わずに表現してみなさい」 と言われたことを思い出します。 小説にしろ、詩にしろ、説明ではなく、自分の感性を言葉にすることが 芸術というものなのでしょう。 で、「夜」を使わずに、夜を表現することに挑戦してみました。 ・丸の内の街路樹に巻き付けられた電球に灯りがつくと 街の表情も人の表情も変わり始める。 ・「今日の月は丸いね」 子どもに言われるまで、歩きながら空を眺めることなんてなかった。 ああ、とても小説家にはなれませんね。
by noririn_papa
| 2008-05-02 18:10
| その他
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Comments(2)
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みや
at 2008-05-08 12:54
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私もチャレンジしてみたよ♪
常夜灯が存在を主張し始めた頃 水田が早苗の代わりに赤い月を映しはじめた 家々の灯りが人恋しさを教え、私の足を急がせる時 ここで気がついた! 住んでいる風景がよくわかるねー。 ま、あなたと私の住んでいる場所が両極端だからか。
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noririn_papa at 2008-05-08 15:35
同じ空なのに、星の数も月の明かりも違うんだよね。
人工的な造物でしか夜を感じられないのは都会のせいか、己の感性の問題か・・・ そういえば、「都会の痩せネズミと田舎の太ったネズミ」なんて童話があったっけね。 題名、ちょっと違ったか?
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