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2008年 04月 01日
ふだんはあまり文庫本を読まないのですが
(字が小さいから、という老化の悲しき性でもありますが 基本的に新刊を読むのが好きなので) 出張中などは、鞄の片隅に文庫本を忍ばせておきます。 先週末、福岡に数日間、出張に行きまして そのときのお伴に選んだのがこの本 「イニシエーション・ラブ」(乾くるみ著、文春文庫)でした。 およそ乙女チックなタイトルと表紙、 いきなり合コンシーンから始まる軽そうな内容には 少し、いや、かなり抵抗があったのですが 何やらミステリーの要素があるらしいこと 著者が同世代のせいか、舞台が80年代の青春もので 「揺れるまなざし」だの「木綿のハンカチーフ」だの 各章につけられた懐かしい曲のタイトルに惹かれ だまされたと思って、買ってしまいました。 舞台は静岡市。携帯電話もまだない頃の学生時代、 上京したばかりの新入社員時代を 青春ドラマよろしく描いています。 私の学生時代には、なぜか静岡出身の友人が多く 彼らの明るさや奔放さが、ついつい物語の登場人物に重なって 懐かしき日々を想い出しながら、一気に読んでしまいました。 「必ず二回読みたくなる」というキャッチフレーズは 嘘ではありませんでした。 できれば解説あたりに、各章のタイトルとなった曲に対する 著者の思い入れなども書いていただけたら もっとよかったのに、と、勝手に著者を同時代の人に位置づけて わがままを言ってみたりしています。 PS この文章を書いた後、ネットで著者のことを調べたら 女性ではなく、男性であることを知りました。 だからどうってことはないのですが 女性の書いた文にしては・・・と思いながら読んでいたので いろいろな意味で納得です。
by noririn_papa
| 2008-04-01 18:30
| 小説・本
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