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2006年 09月 11日
私が参加したミーティングのレセプション・パーティが
ミロ美術館で開かれました。 閉館後の美術館を貸切にして行うなんて 何と素敵な演出なのでしょう。 モンジュイックの丘(かつてオリンピックで有森選手が スタジアムに向けて必死に走ったあの丘です) の上に立つ美術館の中庭からは バルセロナの港町が一望できます。 その中庭で立食パーティをしたり (招待状にはダークスーツ着用などと書かれていましたが 堅苦しいあいさつなど誰もせず、各々が自由に会話を楽しむという とても気さくな感じのパーティでした ・・・もちろん英語が堪能であれば、の話ですが) 自由に館内を見学してよいというもの。 英語が堪能でない私は、パーティもそこそこに そそくさと美術館の中に入ったのですが そこは、まさにミロ・ワールドでした。 まったく何て表現したらよいのでしょう。 黒く太い線で描かれた、子どもの落書きのように抽象化された輪郭と 原色の明るい色で塗られた世界。 三次元の世界が二次元の世界で抽象化され そこから生み出される異次元の宇宙。 どことなくユーモラスで不思議な彫刻と絵画。 私はすっかりジョアン・ミロのファンになってしまいました。 圧巻は館内中央にあった、まさに線だけで描かれた絵。 大きな白いカンバスのほぼ中央に、黒いゆるやかな曲線がすすっと一本。 それぞれ少し線の形と位置を変えたものが三枚。 大きな三面鏡のように並んで見学者を囲みます。 この究極の抽象画の前に立ったときには もうまいったとしか言いようがありませんでした。 バルセロナに行ったら、サグラダ・ファミリアとミロ美術館。 絶対におすすめです。
by noririn_papa
| 2006-09-11 21:52
| 美術
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