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2015年 03月 01日
1日は「映画の日」。夫婦50割でなくとも1100円で映画が観れるということで、「くちびるに歌を」を観てきました。
原作はずいぶん以前に読んでいたので、細かい話はすっかり忘れていました。 映画では、汽笛の話など、かなり魅力的なエピソードがあって、帰宅後に原作本を再読しましたが、映画オリジナルのエピソードでした。 もちろん、原作の重要な部分を活かしながらも、そういうエピソードも含め、上手に脚本をまとめてあって、とてもよい映画になっていました。 子どもたちの演技も上手でした。とくに自閉症役の子はとてもよかったと思います。 だからこそ、子どもたちが会場の外で歌う最後のシーンがとても活きていました。 原作でもこのシーンは大好きです。 海と教会と子どもたちの歌声。 15歳の子どもたちが家庭の事情で翻弄されながらも前に進もうとする力。 ガッキーこと新垣結衣さん演じる先生の過去のエピソードも原作にはないもので、「死別」というわかりやすい話は少々あざといようにも思えますが、生徒だけではなく、その15年後の大人である先生も、彼らの懸命さから自分もまた前に進むという話が加わったことで、「手紙〜拝啓十五の君へ〜」という曲がさらに心に響くようになったのではないでしょうか。 その分、原作にあった生徒の微笑ましい恋心的エピソードなどは減りましたが、それも逆に映画ゆえ、物語の筋が散漫にならず、よかったように思います。 それから教会。五島列島の隠れキリシタンから続く長い歴史は、もう教会が街にとけ込んでいるようで、そこにあるというだけで支えになっているように思えました(日曜日に教会にも行かず映画を観ている私ですが)。 というわけで、映画館が暗くてよかったと思うくらい、かなり泣いてきました。 期待以上によい映画でした。 くちびるに歌を(映画サイト)
by noririn_papa
| 2015-03-01 19:08
| 映画・演劇
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