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2012年 04月 14日
「はなちゃんのみそ汁」の感想で
「いのちをいただく」との繋がりを書いたところ 著者の内田さんからコメントをいただき さらにこの本に繋がるとのこと。 早速、書店で検索したところ 「妊娠・出産」の棚にあるとのことで 50のオヤジが行くコーナーでもないかと戸惑いつつ この本を見つけました。 「お母さんは命がけであなたを産みました 〜16歳のための、いのちの教科書」 (著:内田美奈子、青春出版社) 著者に紹介されなかったら、まず出会うことのなさそうな本です。 ところが、読み始めると またまた涙にときどき文字がかすんでしまいつつ 一気に読んでしまったのでした。 たまたま長男の誕生パーティをした日に読み始めたから より「誕生」と「いのち」への思いが強かったのかもしれません。 わが家の長男も18歳。 あの日、三角頭で髪の毛もなく サルみたいな顔で 産まれてきた赤ん坊が ずいぶんでかくなったもんです。 この本には、著者が助産婦として出会った さまざまな「いのち」があります。 「生」の反対は「死」ではなく、「生まれないこと」だと。 「いのち」として産まれず、死産した赤ちゃんを 一晩中抱きしめていた母親の姿は その哀しみを想像するだけで涙が出ます。 だからこそ、生まれたことが奇跡であることに気づきます。 そして、「はなちゃんのみそ汁」に書かれた、 幼い子を残して逝かざるを得なかった千恵さんも登場します。 母親が命がけであなたをを産んだのだと。 だからこそあなたたちが「そこにいるだけでいい」のだと 子どもたちに優しく語りかける著者。 「はなちゃんのみそ汁」から繋がる 「いのち」と「食」のお話でした。 追伸 いまさらですが、母さん、産んでくれてありがとう。 あれからもう50年ですね。 まだまだ元気に長生きしてください。
by noririn_papa
| 2012-04-14 23:58
| 小説・本
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